当センターは、2016年1月に発生した軽井沢スキーバス転落事故を踏まえ、二度とあのような悲惨な事故を繰り返さないよう、貸切バスの安全対策を徹底することを目的に、中国5県のバス協会、旅客自動車協会の参画のもとに貸切バス適正化実施機関として2017年4月に設立されました。
当センターでは、貸切バス事業の適正化を推進するため、中国5県の貸切バス事業を行う営業所を対象に原則年1回の巡回指導を行うこととしており、この巡回指導を通じて運行管理や車両管理の状況を確認するとともに、貸切バスの安全を阻害する行為の防止や法令遵守に関する指導及び輸送秩序の確立に資する啓発活動・広報活動等を行っています。
一方、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞により、観光需要の低迷等で貸切バス業界も大変厳しい経営環境にありますが、引き続き安全安心に対する意識の高揚と自主的な改善の促進が求められております。
当センターとしましては、皆様のご期待に沿えるよう関係者のご理解ご協力を得ながら輸送の安全及び利用者利便の確保を図るため、公正かつ適切な事業運営を図っていく所存でございます。
何とぞ、今後とも格別のご支援、お引立てを賜りますようお願い申しあげます。
2021年6月
一般社団法人中国貸切バス適正化センター
会長 三井 正信